日本相撲協会の芝田山広報部長(元横綱大乃国)は28日、平幕の逸ノ城(28=湊)が新型コロナウイルスに感染したことを発表した。同広報部長によると、逸ノ城は鼻水などの症状があったとして27日に検査して陽性反応を示した。

逸ノ城は、両国国技館の相撲教習所で23日から4日間行われた合同稽古に参加していた。関脇高安や御嶽海、平幕の妙義龍ら関取衆との申し合い稽古で汗を流していた。参加力士全員がこの日にPCR検査を実施し、全員が陰性だったという。しかし、「油断はできないので2日くらいしてから、もう1回検査を受ける予定」と参加力士らに対して再検査を行う予定だ。

所属する湊部屋では、濃厚接触者とされた幕下以下の力士2人が検査中で、その他の協会員は陰性だったという。逸ノ城の秋場所(9月12日初日、東京・両国国技館)出場については、「今の状況でいけば十分に間に合う。何か突然変化がない限りは十分間に合う」との見解を示した。