小結逸ノ城(28=湊)が、18年秋場所以来3年ぶりに三役で勝ち越した。

3敗で優勝の可能性を残していた好調の東前頭11枚目遠藤に勝利。三役残留を決める大きな白星となった。

立ち合いは左手を出して相手の出足を止めると、すかさず左に引いて土俵際で逆転の突き落としを決めた。「(遠藤を)中に入れさせないで何とか(勝てた)。(相手は好調だったが)自分のことだけ考えて集中していた。とりあえず良かった」と振り返った。

負ければ7勝7敗となり、千秋楽が給金相撲となっていた。重圧に関しては「あまり考えてなかった。(千秋楽は)最後しっかり勝って気持ちよく終わりたい」と力強く話した。