横綱、大関陣で無傷の5連勝とした両力士を、日本相撲協会の八角理事長(元横綱北勝海)も安定感を評価した。

押し相撲に迷いのない大関貴景勝(25=常盤山)は、この日も会心の相撲で先場所、苦杯をなめた平幕の妙義龍(35=境川)を押し出し。この一番は「貴景勝次第。いい立ち合いならいいが、迷ったら差される」と読んでいた八角理事長は「気合を入れてやっていた。ドッシリしている。立ち合いで当たれれば貴景勝のものだから」と迷わず踏み込んだ大関の立ち合いを評価。5連勝の大関に「これを毎日、繰り返すこと。体が動くし、いい流れでいっている。(15日間は)長いから、いい時もあれば悪い時もある。その都度、一生懸命にやれば、いいこともありますよ」との言葉を投げかけた。

結びの一番では、平幕の隆の勝(27=常盤山)の抵抗にあった横綱照ノ富士(29=伊勢ケ浜)だが、最後は左からの上手投げで仕留めた。攻め立てる隆の勝に対し、やや棒立ちになりかけた横綱だが「体が柔らかいから上体が傾いても下半身が崩れない」と、照ノ富士の盤石ぶりを評価。隆の勝の攻め方に対しては「密着しても(横綱の)体は崩れないから、離れないとだめ。距離を空けて取らないと」と指摘していた。