志村けんさん(享年70)が亡くなってから、29日で2年、三回忌を迎えた。志村さんが愛していた捨て犬のちびは、大相撲の朝日山部屋が2017年4月に引き取った。ちびは今、どうしているのか? 朝日山親方(元関脇琴錦)に聞いた。

ちびは、日本テレビ「天才!志村どうぶつ園」で有名になった。引き取ってからもうすぐ5年がたつ。朝日山親方は「元気ですが、もう10歳になるんですよ。昨年の5、6月ごろ、目が白内障になってしまいました。獣医師さんに相談したところ、治ることはないそうです。それでも元気で走り回っていますよ」と話した。体に負担がかかる手術は、回避したという。

27日まで大阪で春場所が開催されていたため、力士たちは29日に帰京。地方場所中、ちびはドッグスクールに預けており、30日にも部屋に戻る予定だ。部屋の一員としてなじんでおり、力士の大部屋にある専用の布団で寝ているという。

朝日山親方は「うちの力士たちは、生活の一部として、ちびがいることを当たり前にとらえています。動物を大事にすれば、いいことがありますよ」と話す。コロナ禍で生活に制限がありながらも、力士たちが交代で散歩に連れて行き、エサを与えている。志村さんがかわいがった元捨て犬は、大事に今も育てられている。【佐々木一郎】