35歳のベテラン、西前頭12枚目の佐田の海(境川)が、小結大栄翔にはたき込まれ、(10勝)4敗に後退した。

立ち合いこそ押し込んだが、冷静に対処した大栄翔に軍配が上がった。「ああやって動いてしまうのも自分の相撲なので何とも言えない。もっと下からいけばよかったとも思う」と反省しつつ、「いつもと変わらない緊張感。いつも緊張しているんで」と話した。

最後まで優勝争いに加わっている充実感はある。「(優勝争いに)今日まで加わってこられたので、それはそれでいいんじゃないですかね。明日、最後勝って終わらないと気持ちよくないんで。自分らしく勝って、来場所につなげたい」。

まだ優勝の可能性は残されている。充実の場所を白星で締めくくる。

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