大相撲の元関脇魁聖(35=大島)が現役引退し、年寄「友綱」を襲名した。日本相撲協会が29日、発表した。友綱親方となった元魁聖が同日、現在の心境を語った。
-今の気持ちは
「ホッとしたっすね。ちゃんと発表されて、(親方として)認めてもらえてうれしいです」
-名古屋場所は東十両11枚目で5勝10敗。気持ちは引退に傾いていたのか
「(幕下に)落ちるだろうなと思って。幕下では(相撲を)取りたくないなと」
-幕下で相撲を取る気持ちにはなれなかったのか
「十何年も関取をやってきて、下ではちょっと…。(秋場所は)幕下筆頭だから、いろんな人から『もったいない』と言われました。でも、ケガで落ちたのとは違って、弱くなってから落ちたわけですから」
-発表後、周囲の反響は
「いろんな人から連絡が来て、忙しくなっています。(妻は)『お疲れ様でした』と言ってくれました」
-スーツの準備は
「まだこれからです。(大きいサイズの専門店)サカゼンのお世話になりますね。サイズ、あるかな?」
-思い出は
「(日本に来て)良かったですよ。ここまでこられて本当によかった。また今度、記者会見でいろいろ話しますよ」