7戦全勝同士の序二段優勝決定戦で西73枚目の千代大豪(24=九重)は西44枚目高橋(23=二所ノ関)に寄り切られて敗れた。

ほぼ満員の館内。「緊張して頭が真っ白になった。立ち合いだけ当たって突っ張っていこうと思ったがうまくいかなかった」。右から何度も張り手を見舞う気迫を見せたが、左を差し込まれて動きを止められた。

最高位は西幕下34枚目も右肘を手術して番付を下げた。今もテーピングで固定しており、「まだ痛いがテーピングを巻けば1番はとれる。九州場所では思い切って相撲がとれると思う」と話す。

総合格闘家から角界に転身した。「いろいろ(課題が)見えてくるものがあるので、もっと稽古していきたい」と先を見据えた。