大相撲史上初の東大相撲部出身で西序二段45枚目の須山(25=木瀬)が鮮やかな身のこなしで3連勝とした。三番相撲で向かってくる西序二段43枚目の北勝伊(25=八角)を立ち合い変化でひらりとかわし、間髪入れずはたき込んだ。狙い通りの攻めで、初日から負けなし。勝ち越しまで、あと1勝とした。

現役東大生は勝負強かった。この日の攻めは取組の前から決めていたといい「幅広く攻められた方が良いと思っているんで、きょうは変化をしてみようと思ってやってみました。稽古場でたまに練習しているんで、場所でも一番ぐらいやってみようかなと思って」と思い切りの良さが光った。3勝目に「狙い通りに勝てて良かった」と振り返った。

先場所はデビュー以来初の負け越し。「正直、そこで負け越すと思っていなかったので、とても悔しかった。11月場所が終わってからはやれることをしっかりやってきた」。場所後には兄弟子の十両英乃海や師匠の木瀬親方(元前頭肥後ノ海)から励ましの言葉をもらい、三段目の木瀬の海や序二段の高野らと胸を合わせて稽古に励んだ。4万字に及ぶ卒業論文の執筆もしながら、強くなった姿を見せつけている。

3連勝にも満足しない。「まだまだ前半戦なので、次の相撲に切り替えようと思っています」と前を向いた。【平山連】