関脇豊昇龍(23=立浪)が初場所10日目の17日、「左足関節捻挫で1月場所の休場を要する」との診断書を提出して休場した。休場は21年秋場所以来3度目。今場所は大関昇進の足固めとなる2桁勝利を目指していたが、厳しい状況になった。

9日目に小結若元春に屈して3敗目を喫し、取組後は左足を引きずるようにして花道を引き揚げていた。休場により、10日目の対戦相手小結霧馬山は不戦勝となった。

師匠の立浪親方(元小結旭豊)は「11日目から再出場します。あと1勝すれば(7勝目を挙げれば)三役に残ると思うので、残りたいということなのでしょう」と話した。この日の朝は痛みから稽古できなかったといい、同親方は「痛めたのは左足首で『外れた』と言っていた。それを自分ではめたらしい。痛み止めを飲んで出場することになる。落ち込んでいたけど、出ると決めた以上は、気合でやるしかないでしょう」と続けた。

豊昇龍のほかに今場所の十両以上の休場者は、横綱照ノ富士、関脇高安、前頭栃ノ心、逸ノ城、隠岐の海(6日目休場後に引退)で計6人となった。