人気力士、西十両4枚目の炎鵬(28=宮城野)は“奇策”も及ばず、新十両の湘南乃海に敗れた。

立ち合いで前に踏み込まない策で1度は行司待った。仕切り直しでも同じ選択をした炎鵬だが、動きを冷静に見られた湘南乃海にはたき込まれた。

「自分で仕掛けていきました。(体の大きな相手に)まともにいったら分が悪い。勝率を考えての選択でした。隙は一瞬しかない。そこに付け入りたかった」と明かしたが、不発に終わった。

これで7勝7敗となり、千秋楽を迎える。「死ぬ気で勝ちにいきます」。勝ち越しに向け、なみなみならぬ闘志を示した。