平幕の「全勝対決」は幕内最軽量力士に軍配が上がった。西前頭5枚目の翠富士が同7枚目の高安を突き落とし、初日からの連勝を7に伸ばした。117キロの翠富士に対し、高安は177キロとその差60キロ。体重差をものともしない力強い相撲で勝利した。

同じく6連勝だった小結大栄翔は、若元春の突き落としに敗れて初黒星。「荒れる春場所」で翠富士が単独トップに立った。

大関貴景勝の休場で出場力士の番付最上位となった関脇陣は豊昇龍が竜電を肩すかしで破り、4勝3敗と白星を先行させた。若隆景は阿武咲を寄り切って2連勝。霧馬山は琴ノ若に敗れて3敗目となった。