新関脇だったちょうど1年前の春場所で初優勝し、関脇の座を7場所キープし続けてきた若隆景(28=荒汐)が無念の休場。

22年は年間最多勝も獲得した実力者の休場に、報道陣のリモート取材に応じた日本相撲協会の八角理事長(元横綱北勝海)も残念がった。

この1年で次期大関候補として、最初に名前が挙がったのが若隆景だった。次の夏場所は関脇からの陥落が決定的だが、八角理事長は「(関脇から)落ちることより、まずは長引かせないように、しっかりケガを治して、また戻ってきてほしい」と願った。大関とりは「1歩足りなかった。もう1歩ね」と大関に近かったことを認め、さらに「ちゃんと治して挑戦してほしい」と捲土(けんど)重来に期待した。