日本相撲協会は26日、大相撲春場所が開催されているエディオンアリーナ大阪で同場所の三賞選考委員会を開き、千秋楽の結果から条件付きだった力士を含め、受賞力士が確定した。

殊勲賞は候補者がなかった。

敢闘賞は、新入幕で11勝4敗の好成績を収めた、東前頭14枚目の金峰山(25=木瀬)が三賞初受賞を決めた。初日から10連勝で優勝争いを引っ張り、千秋楽で正代(31=時津風)に勝ち11勝目を挙げれば受賞だった、西前頭5枚目の翠富士(26=伊勢ケ浜)は、正代に敗れ初受賞(三賞は過去に技能賞1回あり)を逃した。

技能賞は、千秋楽を迎えた時点で12勝2敗で単独トップの小結大栄翔(29=追手風)と、11勝3敗の霧馬山(26=陸奥)が受賞。両者は千秋楽結びの一番で優勝をかけて対戦。霧馬山が本割と優勝決定戦で連勝し初優勝を決めたが、その結果に関係なく受賞が決まった。大栄翔は2回目の受賞(三賞は7回目)、霧馬山は2回目の受賞(三賞は3回目)となった。