三段目は西24枚目の東俊隆(23=玉ノ井)が、ともに7戦全勝で迎えた清乃海との「同部屋決戦」を制して優勝を飾った。

朝はいつも通りに稽古して、お互いに「楽しもうな」と話して場所入りしたという。「本土俵でやった方が気合入る。負けたら悔しいとは思うけど、普段から仲いいので。(宿舎に)帰ったら話をしようと思います」と言った。

日体大出身で昨年夏場所前相撲からスタートした。先場所は足首を痛めて途中休場も、途中出場して勝ち越しを決めた。けがの状態はまだ不安があるというが、その中で本割7番を含めて8番を勝ちきった。

来場所は幕下昇進が確実となった。「けが明けで優勝できたのは自信になる。来場所に向けて稽古頑張りたい。この体では勝てないので体作りに励みたい」と来場所を見据えた。