大相撲史上初の東大出身、東三段目73枚目の須山(25=木瀬)は、2勝5敗で今場所を終えた。

立ち合いから八女の里の突きに上体を起こされ、左に動きながら、おっつけて攻勢の機会をうかがう中で、足を滑らせるようにして突き落とされた。「若干、立ち遅れた。本当は先手を取りたかったけど、後手に回り、受けてばかりだった」と、悔しそうに話した。

自己最高位、初の三段目土俵を振り返り「力が通用しない感じではなかった。当たった感触は手応えもあった。負けた相撲を振り返ると、足がそろっているといったところ。出直して、基本的なことをしっかりとやっていきたい」と誓った。「むしろ押し込んでいける時もあった」と、自信に感じた取組もあった。来場所は再び序二段となる可能性もあるが、早くも雪辱の思いをにじませていた。

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