最高位前頭5枚目の石浦(33=宮城野)が1日付で現役を引退し、年寄間垣を襲名することが決まった。1日、日本相撲協会は東京・両国国技館で理事会を開き、襲名を承認したと発表。石浦は自己最高位だった昨年春場所を最後に、頸椎(けいつい)の疾患などで7場所連続で全休。5月の夏場所では西序二段60枚目まで番付を落としていた。172・5センチ、99キロ足らずの小兵ながら、筋肉質の肉体で、体重が2倍以上ある逸ノ城には2戦2勝など、力強い取り口を見せていた。新入幕の16年九州場所では、2日目から10連勝するなど優勝争いに絡み、敢闘賞を獲得した。通算成績は350勝321敗108休。関取在位は44場所。

一方の間垣親方(元前頭竹葉山)は1日付で相撲協会を退職した。昨年8月で65歳の定年を迎えており、再雇用で宮城野部屋の部屋付き親方として相撲協会に残っていた。4年余りを残していた、再雇用の期限を前に退職。現在の宮城野親方(元横綱白鵬)に部屋を継承、名跡交換するまで、師匠として指導していた石浦に、名跡を譲る格好となった。