大相撲の横綱豊昇龍(25=立浪)が、夏場所(5月11日初日、東京・両国国技館)に向けて本格始動した。
4月30日、都内の部屋で若い衆と7番、前頭明生と7番の順に、計14番取って全勝。仕上がりの良さを披露した。3月30日から今月27日まで、約1カ月に及ぶ春巡業で関西、北陸、中部、関東の各地を回った。疲労を考慮し、番付発表の28日に加え、前日29日も休みに充てていたが、この日から精力的に汗を流した。
稽古後、報道陣に仕上がり具合をたずねられると「見ててどう感じた?」と、逆質問で返した。報道陣からの「状態は良さそう」との答えに、気を良くしたようで「なら、いいんじゃない。しっかり動けている」とニヤリ。それでも全てバス移動で、25カ所にも及んだ巡業の疲れは「まだ取れていない。でも、みんな一緒だから」と話した。疲労が色濃い状態の横一線から、今後の稽古の質、調整が明暗を分けると知っている。今後は「体を休めながら」と、初日を万全で迎えられるように調整しつつ、出稽古も「ちょっと、これから考える」と、積極的にこなしたい考えをのぞかせた。

