昨年度の近大相撲部主将で、昨年の全国学生選手権個人8強の浦山(22=音羽山)が、初土俵の今場所を3連勝で締め、4勝3敗と勝ち越した。

千代雷山を左四つに組み止め、ややぎこちない動きもありながら、最後は腰を割って盤石の寄り切り。幕下最下位格付け出しのデビュー戦黒星に始まり、途中、1勝3敗と8日目にして勝ち越しに後がなくなっていた。「勝ち越しがかかっていたので少し緊張した。付け出しをもらっている立場としては、最低限の結果を残せた」と、喜びは顔には出さずに静かに振り返った。

17年に40歳の若さで亡くなった、父の浦山英樹さんは、富山商高で大関経験者の朝乃山を育てたことが、相撲界では広く知られている。今場所は互いに幕下で、ともに勝ち続けていれば、対戦の可能性もあったが、初顔合わせは実現せずにデビュー場所を終えた。この日の取組については「最後の土俵際は、寄せ方が甘かった」と反省。「来場所は(番付が上がって)今場所よりも強い人と当たる。今のままでは通用しないので、もっと稽古して、いい相撲を取れるようにしたい」と続け、来場所の大勝ちを見据えていた。