大相撲の東前頭2枚目王鵬(25=大嶽)が、名古屋場所(13日初日、IGアリーナ)を前に、名古屋名物のうなぎを「1年分は食べました」と明かした。8日、名古屋市の佐渡ケ嶽部屋に出稽古。計17番で、前頭琴栄峰、十両錦木との申し合いは6勝3敗で、その後は大関琴桜に2勝6敗。それでも勝った2番は、持ち味発揮の前に出る姿勢を貫いたもので「疲れている中でも、しっかりと重さが乗って、頭と体を動かしてできた」と、うなずいた。
愛知県内は連日の猛暑日で、食欲を落とさずに体重を維持することも、名古屋場所で活躍するには不可欠な要素となる。そんな中、一部の相撲ファンの間では、王鵬後援会がX(旧ツイッター)に投稿した写真が話題となっている。写真は、特大サイズのおけに入った、ひつまぶしを王鵬が手に持っているもの。これを平らげたという王鵬だが、実はさらに「きつかった」という舞台裏を明かした。
「あれが4人前らしいです。あんな量を頼んでもらっていると知らなかったので、自分はアナゴの天ぷらが好きなんですけど、調子に乗って『アナゴの天ぷら丼も食べていいですか』と、頼んだ後に、あの量がきて『エッ、マジか!?』って(笑い)。しかも、昼ご飯を食べた後だったので」と、思いがけず“大食いバトル”状態に突入したという。
招待されて、うなぎを食べたその食事は、師匠の大嶽親方(元十両大竜)、弟の幕下夢道鵬も同席していた。「お相撲さんって、ものすごい食べると思われていて」と、4人前のひつまぶしのおけが、王鵬、夢道鵬の分はもちろん、64歳の大嶽親方にも1つ用意されていた。「夢道鵬と2人で、師匠の分も食べました」。通常の昼食を取って、アナゴの天ぷら丼を食べた後に、うなぎのひつまぶしを計6人前…。「すごいおいしかったです。おいしかったから、食べ切れました」と、おなかはいっぱいだったが、感謝の気持ちもいっぱいだった様子だ。
実はすでに満腹状態だったといういいわけはせず、残さず完食した周囲の期待を裏切らない男。横綱豊昇龍を破った先場所に続く、2場所連続の金星や、三役返り咲き、さらには大関昇進の期待も高い。何よりも初場所で、目前まで迫った初優勝の期待は高いが「毎場所狙っている」と力説。場所前はうなぎの大食い、場所中は金星、初賜杯と大物食いを目指していく。

