幕内経験者の人気者で、関取復帰を目指す東幕下16枚目の炎鵬(30=伊勢ケ浜)が、連勝で2勝1敗と白星を先行させた。西幕下19枚目の北大地に、最初の立ち合いは炎鵬が一瞬早く立ったために不成立。2度目は、相手に左に動かれたが素早く対応し、左四つに組み止めた。だが102キロの自身よりも、50キロ重い相手に、じわじわと圧力をかけられて、徐々に苦しい体勢に。それでも、盛り返して体勢を立て直し、最後は炎鵬が左下手、相手が右上手で投げの打ち合いとなり、もつれて互いに前のめりに倒れ込んだが、最後まで左で引きつけたまわしを離さず、下手投げで仕留めた。

1分近く続いた長い相撲を制し「相撲内容的には褒められないけど、執念で、最後は勝ちにつなげられた」と、胸をなで下ろした。重い相手に、まわしを引き続け、握力、腕力ともに限界間近だったかと思いきや「全然大丈夫です! 相手が息が上がってきて、それを待っていた」と、スタミナも筋肉の持久力も余力を残していた。

体重の増減は「怖くて計っていない」と、冗談めかしたが「重さもしっかりある」と、大幅に減った感覚はなく、状態は良いという。首の大けがで7場所連続休場後、昨年名古屋場所で序ノ口から再起して7場所目。先場所は3勝4敗で、復帰後として初めて負け越した。まずは勝ち越しを目指す中で白星先行も「7番取り切ってなので。1番1番の積み重ねで、そこに勝ち星がついてきてくれたら」と、途中段階で一喜一憂している場合ではないと、自らに言い聞かせるように話した。来場所後の十両復帰に向けて、1つでも白星を上積みし、幕下1桁の番付に上げることが、今場所の目標となる。

【大相撲名古屋場所全取組結果】はこちら>>