1925年(大14)の第1回大会から、100年の節目を迎えた全日本力士選士権が6日、東京・両国国技館で行われ、幕内に先立って「第2部」と銘打たれた十両は、西8枚目の荒篤山(こうとくざん、31=荒汐)が優勝した。1回戦は琴栄峰、2回戦は三田、準決勝は風賢央を破り、決勝に進んだ。決勝は9月の秋場所で十両優勝した朝白龍と対決。ともにしこ名の下の名前が「太郎」の「太郎対決」を押し出しで制した。

取組後の荒篤山は「よかったです。来年は幕内で出場できるように頑張ります」と、笑顔で話した。最高位が西前頭16枚目の荒篤山は、23年夏場所で転落後、全て1場所で関取復帰の可能性のある、15枚目以内の幕下で13場所すごした。5月の夏場所後に再十両昇進を決めてからは、名古屋場所10勝5敗、秋場所8勝7敗と、2場所連続で勝ち越し中。有言実行で、来年の再入幕を予感させる優勝となった。【高田文太】