鍛え上げた体で、初の三役場所に臨む。日本相撲協会は29日、大相撲名古屋場所(7月12日初日、愛知・IGアリーナ)の新番付を発表し、義ノ富士(25=伊勢ケ浜)が新三役の東小結に昇進した。名古屋市内の部屋宿舎で会見し、勝ち越し、2桁勝利、さらに優勝を目指す考えを示した。また関脇若隆景(31=荒汐)が大関への足場固めへ意欲を示し、一意(かずま、24=木瀬)、大青山(26=荒汐)が新入幕を果たした。

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一段と大きくなった番付のしこ名も、新たな地位を実感させた。「自分の名前の文字が大きくなっていたので、三役に上がったんだなという実感がやっと湧いてきました」。夏場所は東前頭2枚目で上位陣との対戦が続く中、11勝4敗。2度目の敢闘賞を受賞し、新小結に昇進した。

大きくなったのは、番付表のしこ名だけではない。パリ公演を終えた後の稽古で首を痛め、相撲を取る稽古は控えている。その分、朝7時から正午まで、四股や上半身強化など体作り中心のハードな調整を続ける。足がつるほど追い込み、「体も一回り大きくなった」と手応えも口にした。相撲を取る稽古の再開を「楽しみにしています」と話し、強くなった体で名古屋の土俵に挑む。

ここまで順調な歩みばかりではなかった。「負け越したり、あまり勝てない場所もありました」。それでもたどり着いた新小結の地位。初めて三役として迎える15日間へ、「まずは勝ち越し、そして2桁」を見据える。さらに「先場所届かなかった優勝を目指して頑張りたいと思います」と力を込めた。【山田遼太郎】