西前頭13枚目の尊富士(27=伊勢ケ浜)が、2敗対決を制した。2敗で並んでいた東前頭10枚目の朝乃山(32=高砂)を寄り切り、9勝2敗とした。
立ち合いで強く当たり、左上手を取ると土俵際に追い込み、最後は力強く寄り切った。「先手、先手と思っていた。結果的にああいう流れになった」と振り返った。
朝乃山とは2度目の対戦。前回は、24年春場所の14日目だった。黒星を喫し、右足を負傷して緊急搬送。千秋楽は強行出場して、結果的に110年ぶりの新入幕優勝を果たしたものの、記憶に残っている一戦だった。
「そういうのがよみがえることもある」と当時を振り返りつつ、「あのおかげで、ケガに対して気持ちが強くなった」と明かした。
この日は「土俵に上がったら意識しない。土俵に上がった以上は関係ない」と臨んだ。“因縁”のある相手に、2年後にしっかり勝ち切った。

