愛媛県産の桜フレーバーと東京の地ビールがコラボした「陽光桜×クラフトビール」の仕込み式が5日、羽田空港のよい仕事おこしプラザで行われた。陽光桜はアマギヨシノと寒緋桜を交配させた栽培品種。同県東温市出身の故・高岡正明さんが25年かけて作り上げた。

式には正明さんの息子で、有機農産物加工食品会社「遠赤青汁」の高岡照海・同社代表取締役社長や、羽田でレストランなどを経営する大屋幸子・大鵬代表取締役社長ら20人が出席。リモートで参加した加藤章・東温市長ら地元関係者らが見守るなか、高岡、大屋両社長が陽光桜のフレーバー600グラムをビールの仕込み釜へ入れた。

高岡社長は「ビールとの共演に感動した。陽光桜の香りはきっと合うはず」と満足げ。大屋社長は「東京のホップとの融合をたっぷり味わっていただきたい」とアピールした。

完成は3月中旬過ぎで、東京の開花に合わせて発売される。330ミリリットル瓶450本(価格未定)限定で、愛媛県アンテナショップや羽田イノベーションシティの羽田バルで販売する予定。

両社の仲を取り持った、よい仕事おこしネットワーク事務局の川本恭治・城南信金理事長は「今度は陽光桜と長崎カステラとのコラボを実現させたい」。早くも次の仕込みを見据えた。

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