昨年は野球で日本全体が盛り上がった年でした。

WBCでは2009年以来、14年ぶり3回目の優勝で日本中が歓喜に包まれました。特に決勝戦、日本代表の大谷翔平選手がアメリカ代表のマイク・トラウト選手を三振に打ち取ったシーンです。どちらも大リーグでMVPを受賞した名選手であり、普段は同じチームで戦う仲間です。

その2人がお互いの国の誇りをかけた戦いの、最後の最後にぶつかる。世界中が固唾(かたず)を呑(の)んで見守った、最高にドラマチックな瞬間でした。

この熱狂冷めやらぬまま開幕した日本プロ野球では、阪神タイガースが38年ぶりの日本一に輝きました。

その中で木浪聖也選手や坂本誠志郎選手は開幕スタメンとならず、序盤は出場機会に恵まれませんでしたが、いつチャンスがきても大丈夫なように準備を怠りませんでした。その結果、やってきたチャンスを見事ものにし、大いに活躍しました。

多くの人は過去を振り返り、あの時がチャンスだったのにと後悔しますが、「チャンスの神様は前髪しかない」。ヤングリーグの選手たちはどんな環境でも努力を続け、チャンスをつかみ取る人間になってもらいたいものです。

このように昨年は今まで野球に関心がなかった人たちにも野球の魅力が届き、より多くの人と野球の話題を共有できた1年となりました。

今年は国際交流を始め、コロナによって足踏みしてしまっていた物事を1つずつクリアし、取り返していく、挽回の年にしたいと思います。