WBC世界ライトフライ級王者の岩田翔吉(30=帝拳)が“鬼門”の初防衛に成功した。同級1位で19戦全勝(8KO)の最強挑戦者エリク・バディージョ(30=メキシコ)に11回2分13秒、TKO勝ちした。

前WBA、WBC世界フライ級統一王者でWBO世界スーパーフライ級3位の寺地拳四朗(34=BMB)が、日本人8人目となる快挙を達成した。同級4位のイスラエル・ゴンサレス(29=メキシコ)と対戦し、3-0(115-111、116-110、117-109)の判定勝ち。WBA、WBC世界ライトフライ級王座、WBA、WBC世界フライ級王座に続く王座獲得で、世界3階級制覇に成功した。

WBA世界バンタム級1位増田陸(28=帝拳)が初挑戦で世界王座獲得に成功した。同級2位比嘉大吾(30=志成)との同級王座決定戦で117-111、117-111、113-115の2-1の判定勝利。26年3月に元5階級制覇王者ノニト・ドネア(フィリピン)を下して、手にした世界挑戦権をつかみ、プロ12戦目でついに世界王座を手中にした。


◆WBA世界バンタム級王座決定戦


増田陸12R判定(2-1) 比嘉大吾

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WBA世界バンタム級王座決定戦 リングインした比嘉大吾(撮影・宮地輝)
WBA世界バンタム級王座決定戦 リングインした比嘉大吾(撮影・宮地輝)
WBA世界バンタム級王座決定戦 リングインした増田陸。右は比嘉大吾(撮影・宮地輝)
WBA世界バンタム級王座決定戦 リングインした増田陸。右は比嘉大吾(撮影・宮地輝)

◆試合経過

1回

比嘉がいきなり潜り込むような姿勢を見せる立ち上がり。サウスポーの増田もプレッシャーをかけ、ワンツーを繰り出す。比嘉は左ジャブを伸ばし、増田を中心にリングを回る展開。終盤は増田が連打で主導権を握った。

■増田の10-9(ニッカン採点)

WBAバンタム級王座決定戦 1回、比嘉大吾(手前)と打ち合う増田陸=両国国技館(共同)
WBAバンタム級王座決定戦 1回、比嘉大吾(手前)と打ち合う増田陸=両国国技館(共同)

2回

立ち上がりは比嘉が積極的に前へ出るが、増田はうまく間合いを取りながら対応する。増田は変則的な構えも交え、揺さぶりをかける。会場では「大吾コール」が起こる中、比嘉は左アッパーから懐へ入り込む場面も見せた。

■増田の10-9(ニッカン採点)

WBA世界バンタム級王座決定戦 2回、増田陸(左)を攻める比嘉大吾(撮影・宮地輝)
WBA世界バンタム級王座決定戦 2回、増田陸(左)を攻める比嘉大吾(撮影・宮地輝)

3回

比嘉はガードを高く固め、積極的に飛び込んでいく。増田は相手を冷静に見極めながら対応。比嘉はロープを使い、変則的な動きでパンチを狙う。増田は後半にアッパーやストレートを繰り出し、懐へ入ろうとする比嘉へ左ストレートを放った。

■増田の10-9(ニッカン採点)

WBA世界バンタム級王座決定戦 3回、打ち合う増田陸(左)と比嘉大吾(撮影・宮地輝)
WBA世界バンタム級王座決定戦 3回、打ち合う増田陸(左)と比嘉大吾(撮影・宮地輝)

4回

増田の左カウンターが比嘉を捉えるが、比嘉はフェイントを交えながら、ためらうことなく前へ出る。踏み込みの速さを生かして距離を詰める比嘉に対し、後半は増田が左ストレートでガードを崩す。残り10秒には比嘉が低い構えから突進し、連打をまとめて見せ場をつくった。

■増田の10-9(ニッカン採点)

WBA世界バンタム級王座決定戦 4回、比嘉大吾(右)にパンチを打ち込む増田陸(撮影・宮地輝)
WBA世界バンタム級王座決定戦 4回、比嘉大吾(右)にパンチを打ち込む増田陸(撮影・宮地輝)

5回

増田がコンパクトな右フックを振り抜き、比嘉の顔面を捉える。それでも比嘉は被弾をものともせず前進。増田は右ジャブからストレートにつなげて主導権を握る。終盤は比嘉が大きく踏み込んでパンチを放ち、増田もジャブからストレートで応戦した。

■増田の10-9(ニッカン採点)

6回

比嘉が接近戦を仕掛けるが、増田は付き合わず一定の距離を保つ。中盤は増田がプレッシャーを強める展開となるも、比嘉も応戦。増田がバランスを崩した隙を逃さず、比嘉が左フックをヒットさせ、コーナーへ追い込む場面もつくった。終盤は互いにパンチを当て合う場面が増えた。

■増田の9-10(ニッカン採点)

WBA世界バンタム級王座決定戦 6回、増田陸(右)にパンチを打ち込む比嘉大吾(撮影・宮地輝)
WBA世界バンタム級王座決定戦 6回、増田陸(右)にパンチを打ち込む比嘉大吾(撮影・宮地輝)
WBA世界バンタム級王座決定戦 6回、増田陸(右)にパンチを打ち込む比嘉大吾(撮影・宮地輝)
WBA世界バンタム級王座決定戦 6回、増田陸(右)にパンチを打ち込む比嘉大吾(撮影・宮地輝)

7回

増田はジャブを効果的に使って試合を組み立てるが、比嘉も力強いパンチで応戦する。前ラウンドの偶然のバッティングで左眉付近をカットした比嘉だったが、積極性は失わない。増田は足を使って態勢を立て直そうとする一方、比嘉が右フックをヒットさせた。

■増田の9-10(ニッカン採点)

8回

序盤から接近戦となる。比嘉は被弾しながらも前へ出てパンチをヒット。打たれながらも圧力を緩めず、増田をロープ際まで追い込む。増田は右ジャブで距離を取ろうとするが、比嘉はボディーを交えて応戦。左眉付近の出血が激しくなる中でも最後まで足を止めず、増田を追いかけてパンチを放った。

■増田の9-10(ニッカン採点)

9回

この回は増田が序盤から果敢に前へ出る。比嘉はやや距離を取る展開が続く中、増田はリズム良くパンチをまとめる。比嘉も右ストレートで急襲し存在感を示す。後半は比嘉が攻勢に転じるが、増田は足を使い、クリンチも織り交ぜながら巧みに立ち回った。

■増田の10-9(ニッカン採点)

10回

増田が打ち下ろしのパンチを見せるが、比嘉も距離を詰めて連打を浴びせる。接近戦を嫌う増田は左、右とアッパーを繰り出すも、比嘉はひるまず突っ込んで応戦。増田の左ストレートが顔面を捉えても、比嘉は意に介さず攻め続ける。終了のゴングまで互いに攻める姿勢を崩さなかった。

■増田の9-10(ニッカン採点)

WBA世界バンタム級王座決定戦 10回、増田陸(右)にパンチを打ち込む比嘉大吾(撮影・宮地輝)
WBA世界バンタム級王座決定戦 10回、増田陸(右)にパンチを打ち込む比嘉大吾(撮影・宮地輝)

11回

増田が序盤から手数を出して攻める。比嘉はガードを固め、打ち終わりを狙う。互いにアッパーを繰り出し、増田は右ジャブで距離をつくる。踏み込んでくる比嘉には左ボディーを合わせる。残り20秒からは増田がクリーンヒットを重ね、ワンツーも決めて印象を残した。

■増田の10-9(ニッカン採点)

12回

序盤から激しい打ち合いとなる。互いにゼロ距離でパンチを浴びせ合い、勝負を決めにいくような展開。増田がワンツーを繰り出すが、比嘉も堅いガードで耐える。両者とも息を荒らげながら連打を応酬し、終盤には比嘉も連打で応戦。最後はノーガードで打ち合い、この一戦を象徴するような壮絶な攻防の末、試合終了のゴングを聞いた。

■増田の10-9(ニッカン採点)

WBA世界バンタム級王座決定戦 12回を戦い抜いた比嘉大吾(左)と増田陸(撮影・宮地輝)
WBA世界バンタム級王座決定戦 12回を戦い抜いた比嘉大吾(左)と増田陸(撮影・宮地輝)
WBA世界バンタム級王座決定戦 12回を戦い抜き比嘉大吾(左)と健闘をたたえ合う増田陸(撮影・宮地輝)
WBA世界バンタム級王座決定戦 12回を戦い抜き比嘉大吾(左)と健闘をたたえ合う増田陸(撮影・宮地輝)
WBA世界バンタム級王座決定戦 比嘉大吾に判定勝ちした増田陸(撮影・宮地輝)
WBA世界バンタム級王座決定戦 比嘉大吾に判定勝ちした増田陸(撮影・宮地輝)

増田陸対比嘉大吾比較表

【イラスト】増田対比嘉 WBAバンタム級比較表
【イラスト】増田対比嘉 WBAバンタム級比較表

◆WBO世界スーパーフライ級王座決定戦


寺地拳四朗12R判定(3-0) イスラエル・ゴンサレス

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◆試合経過

1回

互いにジャブの差し合いの展開。その中で手数は寺地の方が上回った。後半にゴンサレスの左ジャブも決まる。リーチ差は寺地が11センチ下回るため、鋭い出入りで対抗した。

■寺地の10-9(ニッカン採点)

2回

ゴンサレスが開始から積極的に左右のパンチを繰り出す。寺地は左ジャブを的確に決めた。残り1分、寺地が右のカウンターパンチを顔面に決めて、ダウンを奪った。

■寺地の10-8(ニッカン採点)

WBO世界スーパーフライ級王座決定戦 2回、イスラエル・ゴンサレス(右)からダウン奪う寺地拳四朗(撮影・宮地輝)
WBO世界スーパーフライ級王座決定戦 2回、イスラエル・ゴンサレス(右)からダウン奪う寺地拳四朗(撮影・宮地輝)

3回

開始50秒あたりで、寺地が強烈な右ボディーブローをたたき込む。ゴンサレスはぐらついた。その後も上下をうまく打ち分けるなど攻勢。ゴンサレスは寺地のプレッシャーを受け、前に出られず下がる場面が多い。

■寺地の10-9(ニッカン採点)

4回

寺地の右ボディーがローブローで中断する場面があったが、その後は的確に右ストレート、左フックなどを顔面に決めた。ゴンサレスは防戦一方。左ジャブを出すことが精一杯。

■寺地の10-9(ニッカン採点)

5回

ゴンサレスが戦術を変更。果敢に前に出て接近戦を挑む。手数も増えた。寺地は焦らず、パンチを上下に散らし、的を絞らせない。ただゴンサレスのパンチも当たり始めてきた。

■寺地の9-10(ニッカン採点)

6回

前回同様、ゴンサレスは前に出て手数も多い。それでも寺地は鋭い出入りから右ストレートを的確に顔面にたたき込んだ。ゴンサレスは寺地の右ストレートを封じられていない。

■寺地の10-9(ニッカン採点)

WBO世界スーパーフライ級王座決定戦 6回、イスラエル・ゴンサレス(左)にパンチを見舞う寺地拳四朗(撮影・宮地輝)
WBO世界スーパーフライ級王座決定戦 6回、イスラエル・ゴンサレス(左)にパンチを見舞う寺地拳四朗(撮影・宮地輝)

7回

ゴンサレスが積極的に前に出てパンチを出す。寺地は中盤に右ストレートを顔面に決めるが、すぐに右ストレートを打ち返された。ゴンサレスのリズムが戻ってきた印象。

■寺地の9-10(ニッカン採点)

8回

ゴンサレスが長いリーチをいかして右ストレートなどを決めた。寺地は得意の左ジャブで距離をはかりながら、終盤に右ストレートを顔面に決めた。

■寺地の9-10(ニッカン採点)

9回

ゴンサレスは変わらず手数多い。中盤には右ストレートを決めてロープ際に追い込む。寺地も中盤に右から返しのアッパー、右ストレートを立て続けに決めた。

■寺地の10-9(ニッカン採点)

WBO世界スーパーフライ級王座決定戦 9回、イスラエル・ゴンサレス(左)にパンチを浴びる寺地拳四朗(撮影・宮地輝)
WBO世界スーパーフライ級王座決定戦 9回、イスラエル・ゴンサレス(左)にパンチを浴びる寺地拳四朗(撮影・宮地輝)

10回

手数の多いゴンサレスに対して、寺地は得意の左ジャブで自分の間合いをとる。終盤に寺地は右ストレートを顔面にたたき込むと、ゴンサレスの腰が下がった。ゴンサレスはロープを背負い、手数も減った。

■寺地の10-9(ニッカン採点)

11回

序盤から打ち合いの展開も、寺地の左ジャブ、右ストレートの有効打が上回った。ゴンサレスも引かずに前に出続けた。

■寺地の10-9(ニッカン採点)

WBO世界スーパーフライ級王座決定戦 11回、イスラエル・ゴンサレス(左)にパンチを打ち込む寺地拳四朗(撮影・宮地輝)
WBO世界スーパーフライ級王座決定戦 11回、イスラエル・ゴンサレス(左)にパンチを打ち込む寺地拳四朗(撮影・宮地輝)

12回

序盤から打ち合いの展開。寺地は強烈な右ストレートを的確に決めた。終盤、その右ストレートをゴンサレスのあごに決め、この日2度目のダウンを奪った。

3-0の判定勝利で、3階級制覇を達成した。

■寺地の10-8(ニッカン採点)

WBO世界スーパーフライ級王座決定戦 12回、イスラエル・ゴンサレス(左)からダウンを奪う寺地拳四朗(撮影・宮地輝)
WBO世界スーパーフライ級王座決定戦 12回、イスラエル・ゴンサレス(左)からダウンを奪う寺地拳四朗(撮影・宮地輝)
WBO世界スーパーフライ級王座決定戦 イスラエル・ゴンサレスに判定勝ちし3階級制覇を達成した寺地拳四朗(撮影・宮地輝)
WBO世界スーパーフライ級王座決定戦 イスラエル・ゴンサレスに判定勝ちし3階級制覇を達成した寺地拳四朗(撮影・宮地輝)
WBOスーパーフライ級王座決定戦 試合を終え涙ぐむ寺地拳四朗。判定勝ちし3階級制覇を果たした=両国国技館(共同)
WBOスーパーフライ級王座決定戦 試合を終え涙ぐむ寺地拳四朗。判定勝ちし3階級制覇を果たした=両国国技館(共同)

寺地拳四朗対ゴンサレス比較表

【イラスト】寺地対ゴンサレス WBOスーパーフライ級比較表
【イラスト】寺地対ゴンサレス WBOスーパーフライ級比較表

◆WBC世界ライトフライ級タイトルマッチ


岩田翔吉TKO(11R2分13秒)エリック・バディージョ

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WBC世界ライトフライ級タイトルマッチ 君が代に臨む岩田翔吉(撮影・宮地輝)
WBC世界ライトフライ級タイトルマッチ 君が代に臨む岩田翔吉(撮影・宮地輝)

◆試合経過

1回

リング中央で構えたバディージョが、前へ出ながらサウスポーのプレッシャーをかける立ち上がり。岩田も右から攻撃を組み立てる。残り1分弱にはカウンターの右を相手の顔面にヒット。終盤はフットワークも使いながら距離を取った。

■岩田の10-9(ニッカン採点)

WBC世界ライトフライ級タイトルマッチ 1回、エリック・バディージョ(左)にパンチを打ち込む岩田翔吉(撮影・宮地輝)
WBC世界ライトフライ級タイトルマッチ 1回、エリック・バディージョ(左)にパンチを打ち込む岩田翔吉(撮影・宮地輝)

2回

岩田は冷静に右ジャブを突き、右ボディーストレートで攻め立てる。上下への打ち分けと軽快なフットワークが光り、中盤には右ボディーをヒット。足を使いながら効果的に攻撃を重ね、このラウンドはボディーブローが際立った。終了のゴングと同時に笑みを浮かべた。

■岩田の10-9(ニッカン採点)

3回

岩田がリズム良く攻撃を組み立て、自分のタイミングでパンチを繰り出す。キャリア全勝の挑戦者バディージョも距離を詰めて打ち合いに持ち込むが、岩田は右を上下に打ち分けて応戦。終盤には左ボディーに加え、右のクリーンヒットも決めた。

■岩田の10-9(ニッカン採点)

4回

岩田はフットワークを使いながら、自分のペースで試合を進める。バディージョはプレッシャーを強め、距離を取る岩田を駆け足で追いかける場面も。右ジャブを伸ばして攻勢に出ると、後半には左ストレートを岩田のあごに決め、ダウンを奪った。

■岩田の8-10(ニッカン採点)

WBC世界ライトフライ級タイトルマッチ 4回、エリック・バディージョ(左)のパンチを食らいダウンする岩田翔吉(撮影・滝沢徹郎)
WBC世界ライトフライ級タイトルマッチ 4回、エリック・バディージョ(左)のパンチを食らいダウンする岩田翔吉(撮影・滝沢徹郎)

5回

岩田は華麗なワンツースリーを再三繰り出し、試合巧者の挑戦者を相手に無理な攻めは見せない。バディージョは距離を詰め、左アッパーや右ジャブをヒット。攻勢を強めると、後半にはワンツーも決めて岩田の被弾が増える。それでも終了間際、岩田が右ストレートを顔面に打ち込んだ。

■岩田の9-10(ニッカン採点)

6回

岩田が右ボディーをさく裂させ、苦しくなったバディージョをロープ際へ追い詰める。的確にボディーを打ち込み、互いに笑みを見せる場面も。岩田は両手を挙げて相手をあおると、その後もボディーを効果的にヒット。バディージョは苦しそうな表情を見せて運動量が落ち、岩田はゴングまで執ようにボディーを狙い続けた。

■岩田の10-9(ニッカン採点)

7回

岩田はアッパー、ボディーを的確に打ち込み、フットワークを使いながら試合を組み立てる。中盤には距離が詰まり、互いに打ち合う場面も。岩田は左を顔面にヒットさせる。一方のバディージョもガードを高く掲げて前へ出て、リズム良くボディーを返す。スタミナ勝負の様相を呈してきた。

■岩田の10-9(ニッカン採点)

8回

岩田がボディーを狙う一方、バディージョもうまくいなしながら応戦する。岩田のボディー、バディージョのアッパーがそれぞれヒット。抜け出したい岩田は連打でロープ際へ追い込み、パンチをまとめる。ボディーを何度も打ち込まれたバディージョは苦しそうな表情を見せて動きに切れを欠き、残り10秒もロープ際で岩田の連打を浴びた。

■岩田の10-9(ニッカン採点)

9回

ダメージが蓄積するバディージョを相手に、岩田はフットワークを使いながら一撃を狙う。ジャブから丁寧に試合を組み立て、バディージョを後退させる。ボディーを意識させると右ストレートをクリーンヒット。終盤にも強烈な右ボディーを打ち込み、主導権を渡さなかった。

■岩田の10-9(ニッカン採点)

10回

岩田が開始直後から攻勢に出て、ワンツースリーでバディージョをロープ際へ追い込む。左右のフックをクリーンヒットさせ、中盤には右フックもさく裂。バディージョは防戦一方となり、動きと手数が落ちながらも倒れないタフさを見せる。それでも岩田は冷静に右の打ち下ろしを決めた。

■岩田の10-9(ニッカン採点)

11回

ロープ際で岩田がボディー、ストレートをあごに打ち込み、バディージョを大きく後退させる。それでも挑戦者は倒れず、再び前へ出る。岩田はフェイントを織り交ぜながらパンチをまとめ、右ストレートを顔面にヒット。追撃してロープ際へ追い詰めると、右ストレートからボディーをたたき込んだところで、レフェリーが試合を止めた。

WBC世界ライトフライ級タイトルマッチ 11回、エリック・バディージョ(右)にパンチを打ち込む岩田翔吉(撮影・宮地輝)
WBC世界ライトフライ級タイトルマッチ 11回、エリック・バディージョ(右)にパンチを打ち込む岩田翔吉(撮影・宮地輝)
WBC世界ライトフライ級タイトルマッチ エリック・バディージョに11回TKO勝ちし初防衛に成功した岩田翔吉(撮影・宮地輝)
WBC世界ライトフライ級タイトルマッチ エリック・バディージョに11回TKO勝ちし初防衛に成功した岩田翔吉(撮影・宮地輝)
WBC世界ライトフライ級タイトルマッチ エリック・バディージョに11回TKO勝ちし初防衛に成功した岩田翔吉(撮影・宮地輝)
WBC世界ライトフライ級タイトルマッチ エリック・バディージョに11回TKO勝ちし初防衛に成功した岩田翔吉(撮影・宮地輝)
WBC世界ライトフライ級タイトルマッチ エリック・バディージョに11回TKO勝ちし初防衛に成功し5歳になる長男羚(れい)くんを抱っこする岩田翔吉(撮影・宮地輝)
WBC世界ライトフライ級タイトルマッチ エリック・バディージョに11回TKO勝ちし初防衛に成功し5歳になる長男羚(れい)くんを抱っこする岩田翔吉(撮影・宮地輝)

岩田翔吉対バディージョ比較表

【イラスト】岩田対バディージョWBCライトフライ級比較表
【イラスト】岩田対バディージョWBCライトフライ級比較表

「逆輸入ボクサー」秋次克真が日本凱旋試合で初勝利「自分によくやったと言いたい」

【ボクシング】ラウンドガール8人、ネイビーのワンピで魅了 一般人→K1ガールズの千鶴梨瑚ら