FIFAワールドカップ2026(W杯)北中米大会を制したスペイン代表が20日、優勝祝賀会を行い、首都で200万人を超える人々から祝福された。
スペインは19日(日本時間20日)にニューヨーク・ニュージャージースタジアムで開催された決勝でアルゼンチンを延長戦の末に1-0で破り、南アフリカ大会以来16年ぶり2度目の優勝を成し遂げた。
選手たちは翌日スペインに戻り、夕方から首都マドリードで行われた優勝祝賀会に参加。200万人を超える人々と一緒に新たなタイトル獲得を祝った。
祝賀会はサルスエラ宮殿でスタート。そこで、決勝戦をスタジアムで生観戦した国王フェリペ6世、レティシア王妃、レオノール王女、ソフィア王女に迎えられた。続いてペドロ・サンチェス首相が待つモンクロア宮殿を訪れた。
選手たちは公式訪問終了後、オープントップバスに乗り込み、午後7時から優勝パレードを開始。マドリードの街を巡りながら中心地へと向かい、沿道はどこも、世界王者を一目見ようとする多くの人たちで埋め尽くされていた。
優勝パレードの最終地点である、レアル・マドリードが優勝を祝う場所として有名なシベレス広場に到着したのは午後10時。そこに設置されたステージには12万人が集まり、選手たちは司会者に独特な言い回しで紹介され、それぞれのお気に入りの曲に合わせて1人ずつ登場した。
最後に姿を見せたのは、W杯史上の無失点最長記録を更新し、ゴールデングローブ賞(最優秀GK賞)を受賞したウナイ・シモン、アルゼンチン戦で決勝点を決めたFWフェラン・トーレスと、通算5ゴールでチーム得点王となったFWオヤルサバル。トリを飾ったのは、ゴールデンボール賞(最優秀選手賞)に輝いたキャプテンのMFロドリだ。会場の人々にワールドカップ優勝トロフィーを掲げた後「スペイン万歳、国王陛下万歳」と叫んだ。
続いて、スペイン代表を率いてからの4大会で全てチームを決勝に導き、うち3タイトルを獲得しているデラフエンテ監督がステージに登場。選手たちから胴上げされた。
その後は、ローラ・インディゴ、アナ・メナ、アルデ・ボゴタ、アイタナといったスペイン人ミュージシャンが登場し、選手たちのスピーチが続いた。
ロドリは「僕たちはまるでコカ・コーラカップ(中学生の男女を対象とした世界最大規模のサッカー大会)に優勝したように思えたけどW杯だった。これ以上何を言えばいいか分からない。ここにいる選手たちは本当に最高だ」と感極まった様子を見せていた。
デラフエンテ監督は「スペインの皆さん、我々を応援し、ここに来てくれてありがとう。我々は26人の本当に素晴らしい選手たち、世界最高の選手たちを擁すという幸運に恵まれている。彼らを指揮し、コーチングスタッフと共にこの瞬間を分かち合えることを光栄に思う。団結すれば我々はより強くなる。そのことを忘れないでほしい。スペイン万歳!」と語った。
優勝祝賀会が終了したのはサルスエラ宮殿訪問から6時間が経過し、日付が変わり、21日になった直後だった。(高橋智行通信員)


