昨年秋のドラフト会議を経てリトルシニア関東連盟出身の9人がプロ入りして、今日1日からキャンプインします。西武が4位指名した所沢南シニア出身の堀越啓太投手(22=東北福祉大)の中学時代を恩師が語ります

所沢南シニア・武藤信介総監督が語る

ドラフト当日に堀越から電話をもらいました。すでに、花咲徳栄(埼玉)でお世話になった福本真史コーチ(03年センバツ準々決勝で、引き分け再試合を含む242球を投じた同校エース)から連絡があったので、指名は知っていましたが、本人の声につい「それでどうするんだ?」って聞きました。「西武に入団させてもらいます」って。中学時代は「はい」と「すいません」しか言えなかったのに…うれしかったです。

飯能リトルリーグの6年生に、170センチ以上あって、球の速い投手がいると聞いて見に行きました。コーチ同士の縁もあったので「うちで面倒見させてください」ってお願いしました。

球は速かったけど、ノーコンでした。うまい捕手と組ませたけど、捕手が音を上げるほど球が暴れた。口酸っぱく「走り込んで、下半身を強くしろ」って繰り返して、走り込みと投げ込みを徹底させました。

変化球は禁止しました。中学生はストレートだけで抑えろ、ストライクがとれないのに変化球なんか無理だって。2年秋にスライダーだけ許しました。3年の春のブロック大会で完全試合を達成しました。先頭打者に四球が当たり前だったのに成長しました。

トクハルで育ててもらって、高3の夏は3本柱の一角を任された。埼玉大会の5回戦、変化球中心の投球でサヨナラ負けしました。もっと、ストレートで…とも思いました。大学選手権を観戦すると、スライダーがずいぶん曲がって驚いたけど(笑い)。プロに評価されたのはストレートですよね。とことん磨いて欲しいです。

◆堀越啓太(ほりこし・けいた)2003年(平15)7月15日生まれ、埼玉県飯能市出身。所沢南時代は全国大会と無縁で、花咲徳栄の2年秋にベンチ入り。主に救援投手として146キロを記録。東北福祉大1年春からベンチ入りして、仙台リーグ優秀新人賞。日本選手権1回戦で154キロを記録。練習中の参考記録ながら164キロを計測したことも。185センチ、96キロ。背番号40。