NMB48の新センター、須藤凜々花(18)が、テレビの冠番組に初挑戦することが4日、分かった。TBSチャンネル1の「NMB48須藤凜々花の麻雀ガチバトル! りりぽんのトップ目とったんで!」(8月8日スタート、土曜深夜0時、隔週放送)に出演。「夢は哲学者」と話す異色のホープは、昨年11月に始めたマージャンも「哲学に通じる」としている。

 須藤が、新たな大抜てきを受けた。NMB48メンバーでは、CSで音楽番組を持つ山本彩に続く個人名での冠番組で、須藤は「爪痕を残さないといけない不安はあります。押しつぶされそうですけど、好きなマージャンをひたすらできるのはうれしい」と素直に喜んだ。

 須藤は、2013年の第1回AKB48グループドラフト会議で1巡目(入札3チーム競合)指名され、NMB48チームN入り。15日リリースのシングル「ドリアン少年」で山本らを差し置き、新センターを任された。文字通りの逸材であり、アイドル離れした特徴も持ち合わせている。

 NMB48入りする前は、「偏差値67」で都内の進学校に通っていた。「夢は哲学者」で、ニーチェがお気に入り。マージャンは「打ち方に人生観が表れる。哲学と同じ」と共感し、昨年11月に漫画で研究を始めた。「『(漫画に)不条理を認めてこそ、ギャンブル』という言葉が出てくる。哲学の世界観です」。

 その後、マージャン好きの48グループ総合プロデューサー、秋元康氏に「先生とマージャンがしたいです」と直訴したことをきっかけに、この番組が企画された。芸能界の先輩たちとの対局を通じ、人生や夢、哲学などを学ぶ内容。須藤が負けた場合、ゲストのNMB48メンバーが代わりに罰ゲームを受ける不条理ルールで戦う。

 須藤の得意な手は、「オープンリーチ」で、役満の「四暗刻単騎」を上がったことがあるという。「守備の勉強はこれからで、『全つっぱ(常に攻める)』の精神を抑える修業としても頑張ります」。番組に秋元氏を呼ぶことが目標といい、「ハコテン(持ち点がマイナス)にしたいです。長寿番組にして、ラス(最後の)ボスとしてご登場願いたい」とラブコールを送った。

 ◆須藤凜々花(すとう・りりか)1996年(平8)11月23日、東京都生まれ。13年11月の第1回AKB48グループドラフト会議で、NMB48チームNに指名されて加入。昨年4月に劇場公演デビュー。シングル「Don’t look back!」で初選抜。愛称「りりぽん」。156・8センチ。血液型A。