AKB48田野優花(20)の初主演映画「リンキング・ラブ」(金子修介監督)の初日舞台あいさつが28日、都内で行われた。田野は、映画初出演でいきなりの初主演。「20歳になっての作品でもあって、一生に残る私の宝物になりました。朝起きたときから、緊張していました」と、初々しくあいさつした。

 演じるヒロイン美唯は、バブル時代の91年にタイムスリップして大学生の両親のキューピッドに奔走する。父の心をつかみたい女子大生の母を誘い、AKB48の曲でアイドルグループを結成する物語。母親役の石橋杏奈(25)らも、「恋するフォーチュンクッキー」や「フライングゲット」の歌と踊りを、1カ月かけたレッスンで習得して、撮影した。

 田野は、共演者の女子サッカー部部長役の真嶋優(20)を気に入ったようで「私の推しメンでした。ダンスシーン中も、何度も目が合うように、彼女を見ていました。アイドルファンの皆さんの気持ちが分かりました」とにっこり。

 金子監督は、映画の舞台となった91年にも織田裕二主演映画「就職戦線異常なし」を撮り、89年には中山美穂主演映画「どっちにするの。」のメガホンを握るなど、アイドル映画を数多く手掛けてきた。「今作は、アイドルについての長年の研究の成果が結実したと思います」と自信満々だった。