AKB48岡田奈々(24)ら、1月に行われた「第4回AKB48グループ歌唱力No.1決定戦」のファイナリスト9人によるライブが31日、東京・立川ガーデンシアターで行われた。

個性豊かな9人が、それぞれソロでの歌唱や、この日ならではのユニットでの歌唱で、会場の1600人を魅了。“最後の挑戦”と表明して臨んだ同大会で優勝した岡田は、放課後ティータイムの「ふわふわ時間」を歌うと「いつもかっこいい系なので、最後くらいかわいい曲をやっちゃおう! って思いました」と笑顔を弾けさせた。

9月に卒業コンサートを予定しているSKE48古畑奈和(25)は、同大会の審査員を務めたゴスペラーズ黒沢薫がプロデュースした卒業ソロ曲「ひかりさす」を披露。黒沢も会場で見守っており、古畑は「本人がいらっしゃっていたので、どうしようと思ったんですけど…」と話しながらも、堂々と歌い上げ「真剣勝負の中で歌と向き合うことができて良かった。歌は私にとって難しいと感じるとともに、歌えるって幸せだなと感じました」。

また9月末に卒業予定のSTU48矢野帆夏(23)は、第1回大会で歌唱した今井美樹の「Good-bye Yesterday」をフルコーラス歌唱。「歌が好きで1回目から参加して、出てきて良かったです。お弁当もめちゃおいしいし、差入れも豪華で大好きなんです」と笑わせつつ「個人的には、卒業コンサートのつもりで臨みました。もうこんなに多くの方の前で歌えることはないかもしれませんし、悔いなく歌えました」と話した。

この日の最後には、来年3月に「第5回」大会が開催され、これまで同様「ソロ」での勝負のほかに、3人1組の「ユニット」での勝負も加わることが発表された。さらにそれぞれの優勝者には、TBSでの沖縄ロケ旅行番組への出演が特典としてつくことが明らかになった。

岡田は「すべて出場してきて、(優勝して)ソロ曲もいただいて、個人として思い残すことはないと思っていたのですが、ユニット戦があるということで…(笑い)。地上波にも出られるし、遊びにも行けるし…。スケジュールさえ合えば…」と参加意欲を示す場面も。選抜総選挙、じゃんけん大会など、48グループ全体でのイベントも少なくなる中で「続くということは、ファンの皆さんにとっても、メンバーにとってもやりがいがあって、見応えがあるということだと思います。これからも48グループの中で歌の実力が眠っているメンバーがさらに出てくると思います。ユニット戦も加わって、グループ同士でもバチバチやりながら、いっぱい交流していけたら」と前向きだった。

この日のファイナリストライブの舞台裏映像を追加した完全版は、CSTBSチャンネル1で9月24日午後7時から放送。