松田聖子(53)がNHK紅白歌合戦全出場者の最終歌唱となる大トリに内定したことが21日、分かった。昨年の紅白も聖子が大トリを務めており、2年連続の大役となる。

 聖子は35周年の記念イヤー。記念ツアーなどを行い、今月9日にベストアルバムをリリースした。何といっても、大トリの決め手となったのは、昨年の紅白での活躍だ。大トリを務めた昨年は、96年のミリオンヒット曲「あなたに逢いたくて~Missing You~」を歌い、歌手別視聴率1位(関東地区)となる47・5%を記録。紅白を締めくくるにふさわしい大物歌手として起用が決まった。

 白組トリは、19年ぶり出場の近藤真彦(51)が初めて務めることがすでに内定している。近藤はフジテレビ系で31日午後11時45分から1時間中継されるジャニーズカウントダウン公演への出演も決定している。白組最終歌唱者としてステージに立ち、番組終了後、同公演が行われる東京ドームに急行するとみられる。

 近藤も今年35周年。年末は毎年恒例のディナーショーなども控えている。記念イヤーの締めくくりは年末年始をまたいで、大忙しの1日となりそうだ。

 この日、NHKから出場者の曲目が発表され、聖子は82年「赤いスイートピー」、近藤は81年「ギンギラギンにさりげなく」を歌うことが決まった。聖子が「赤い-」を紅白で披露するのは初めて。近藤は81年に紅白初出場。トップバッターとして「ギンギラギン-」を歌った。

 紅白卒業宣言した森進一(68)は「おふくろさん」を歌う。NMB48はAKB48の楽曲で、NMB48兼AKB48山本彩(22)がセンターを務める「365日の紙飛行機」を歌う。特別企画で4年ぶりに紅白に登場する小林幸子(62)はボーカロイドと呼ばれる音声合成ソフトのキャラクター「初音ミク」の人気曲「千本桜」を歌う。戦後70年企画のMISIA(37)は「オルフェンズの涙」を歌う。