登山家の栗城史多(くりき・のぶかず=34)が26日、単独・無酸素による秋季エベレスト登頂(標高8848メートル)の6度目のアタックのために成田発で経由地の香港に向けて出発した。出発前に「今年は体調もいいし、念願の距離の短い中国側から行くので、おそらく登頂の可能性は高いと思う。みなさんと感動を分かち合いたい。頑張って行ってきます」と初の登頂成功へ意欲を見せた。

 栗城は12年に秋季エベレスト西稜の8070メートル地点で強風のため下山、その下山途中に両手、両足、鼻が重度の凍傷となり、両手の指9本の指を失っている。5度目の挑戦となった昨年10月はネパール側から挑戦したが、強風と雪に阻まれて断念した。

 6度目の挑戦となる今回は、富士山や標高6500メートルに設定した低酸素室でトレーニングを重ねて身体を作った。今回は初めて中国側から山頂へアタックする。登頂の模様は公式のSNSやAbemaTVで生中継の予定。山頂へのアタックは9月中旬から下旬を予定している。