NHK定例会長会見が8日、都内の同局で行われ、籾井勝人会長(73)が、18年の大河ドラマが西郷隆盛を主人公にした「西郷(せご)どん」に決まったと発表した。

 原作は林真理子さんの「西郷どん!」、脚本を中園ミホさんが手掛ける。

 籾井会長は「18年は明治維新から150年の節目の年。当時、維新のヒーローとして活躍した西郷隆盛を題材にした大河。維新のキーパーソンの1人。聞くと男性にも女性からも慕われ、人望が厚かった人。親しみを込めて地元ではセゴドンと呼ばれいます」と紹介した。林さんと中園さんには「大河は初のおふたり。女性の視点で繊細かつダイナミックに描いてくれることを期待する」と語った。

 幕末を描く中、西郷隆盛をテーマにした理由は「幕末を描く作品には何度も登場するが中心に描いたのは(90年『翔ぶが如く』の)1度だけ。女性コンビで新しい西郷隆盛を見ることができるとした」と説明した。主役については「決まっていません。あまりかぎまわらないで」と語った。