若手漫才師育成のために作られた大阪・難波の「よしもと漫才劇場」に出演する若手芸人を対象とした「第2回上方漫才協会大賞」が9日、大阪市内で発表され、07年結成の双子コンビ「吉田たち」が大賞に決まった。

 ノミネート33組の中から、大賞に決まった同コンビはつっこみが兄ゆうへい(29)、ボケは弟こうへい(29)で、結成10年を迎える今年、幸先いいスタートとなった。

 特別賞は「コマンダンテ」、新人賞はノミネート6組がこの日、ネタを競い、「マユリカ」が選ばれた。

 同賞は、中田カウスが会長、ボタンが副会長を務めて14年に立ち上げた「上方漫才協会」が創設した賞レース。昨年1月の第1回大賞は、アインシュタインが受賞していた。

 またこの日、イベントの最後には、若手芸人から芸歴50周年を迎えるカウス・ボタンにトロフィーが渡された。