タレントの中山秀征(50)が、志村けん(67)ら大御所芸人と共演したときに衝撃を受けたエピソードを明かした。

 中山は2日放送のフジテレビ系「ノンストップ!」にVTR出演。芸能生活35年のベテランだが、「僕はだましだましやって30年ですから」と謙虚に語り、「すごい人たちと一緒にやらせてもらって来たことが一番の勉強なんですよね。志村師匠であったり上岡龍太郎さん、島田紳助さんもそうですし、本当にいろんな方たちとプライベートでもお世話になって間近で見させてもらったすごさとか研究熱心さとか、そういう本物をいっぱい若い時に見させてもらってきたんで」と振り返った。

 その中でも「かっこよさ」に衝撃を受けたというのが明石家さんま。当時お笑いコンビ「ABブラザーズ」としてレギュラー出演していたフジテレビ系「いただきます」で、司会の小堺一機が欠席したことから、さんまと3人でフリートークをすることになったという。初めての共演に緊張しながら舞台袖でさんまが来るのを待っていたという中山。「そこにさんまさんが入ってきて。『どのようにしたらいいですか』って袖で聞いたら、その数秒間の間にたばこをプッとふかして、『好きに来いや』って。そのかっこよさね。今でもさんまさんに会うとそれを思い出してシビレるんですよね。そんな人になりたいと思いますよね」と語った。

 また、志村けんの姿勢にも影響を受けたという。初めて共演する番組で遅刻してはいけないと、中山は入り時間よりも30分前に楽屋入りしたが、中山より入り時間が遅い大御所の志村がすでに楽屋入り。その際に志村が語った「遅刻して『すみません』という言葉で一日を始めたくない」という言葉を紹介した。