女優柴咲コウ(35)が主演し、17日に放送されたNHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」(日曜午後8時)の第37話の平均視聴率が、関東地区で13・3%だったことが19日、ビデオリサーチの調べで分かった。前週は12・1%だった。

 同作は男が絶えた井伊家を「男」を名乗って守り抜き、後に徳川四天王の1人に数えられ彦根藩の藩祖となった井伊直政、幕末の大老として知られる井伊直弼へと子孫をつないだ女領主・井伊直虎を主人公とした物語。

 17日の回は、井伊谷は近藤康用(橋本じゅん)の治世のもと、平穏な日々を取り戻していた。一農婦として生きていく道を選んだ井伊直虎(柴咲コウ)は、龍雲丸(柳楽優弥)とともに新しい生活を送っていた。また瀬戸方久(ムロツヨシ)はあやめ(光浦靖子)の刺しゅうの腕にほれこみ、ある提案をする。そんな折、堺で新たな商売を始めた中村屋(本田博太郎)から龍雲丸に誘いの便りが届く。龍雲丸は直虎に一緒に堺に行ってほしいと告げるが、時を同じくして武田の大軍が遠江への侵攻を始め、井伊谷は危機にさらされる、という内容だった。