演歌歌手竹島宏(39)が3日、東京・渋谷区のライブハウス「Live Lounge UEHARA」で新曲「月枕 15周年『ありがとう』盤」の発売記念イベントを行った。

 「月枕」は今年1月に発売。これまでに、カップリング曲とジャケット写真の異なる4種類を発売し、8万5000枚以上を売り上げるロングヒットを記録中。「15周年『ありがとう』盤」の発売で10万枚セールスを狙っている。

 「ここまでのセールスは02年のデビュー以来、初めて。すごくうれしい」と笑顔で話した竹島。今年の15周年という節目をきっかけに「目標のNHK紅白歌合戦に出場したい」と公言するようになった。「学生時代に『演歌歌手になりたい』と言葉に出して言うことで、演歌歌手になることができた。心の思いを声に出すことで、紅白という大きな階段を上がっていきたい」。

 今年1月から、120回のキャンペーンを実施してきた。「多くの人に直接、自分と触れ合ってほしいし、自分のことを知って欲しいから」。年内にさらに40回のキャンペーンを行い、紅白の夢舞台に近づきたいと願っている。

 イベントでは、曲タイトルにちなんで餅つきを実施。20数年ぶりにきねを持つと「故郷の福井県で、祖父母の家で毎年、餅つきをやっていたことを思い出します」と懐かしそう。大根おろしにしょうゆをかけて食べる餅が好きだという。

 月か太陽か。自身のタイプを聞かれると「月です」と即答。「月は太陽の光をもらって輝くことができる。自分もファンの皆さんの応援のおかげで光ることができるから」。ファンの熱心な声援に背中を押されながら、15周年を迎えた竹島が一皮むけようとしている。