テレビ東京小孫茂社長の定例会見が30日、都内の同局で行われた。新年特番に進出する人気シリーズ「池の水ぜんぶ抜く」の快進撃について「これまでまったくなかった番組で、テレ東らしい」と評価した。

 26日に放送されたシリーズ第5弾は本年度の同局バラエテイー最高となる視聴率12・8%を記録し、NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」を上回った。来年1月2日には、3時間スペシャル「緊急SOS!池の水ぜんぶ抜きましておめでとう2018」(午後5時55分)として放送される。

 小孫社長は「企画書の段階で『誰だこんなこと考えたの』と思った」と笑顔で胸を張り、「私も大昔、かい掘りをやった経験がある。やった人には分かると思うが、しんどいけど、出演者、ボランティア含めて笑顔になる」。シリーズの今後についても「池の水を抜くという単純なコンセプトであり、なぜ抜く? という原点を忘れなければ視聴者の支持を得られると思う」と自信をみせた。