女優宮本信子(72)が28日、東京・有楽町のTOHOシネマズ日劇で、「さよなら日劇ラストショウ」で特別上映された主演作「マルサの女」(伊丹十三監督、87年)のトークショーに出席した。

 宮本は、同作で演じた税務署の調査官、板倉と同じおかっぱ頭で登場。バイクに乗るシーンのために、免許を取ったことなどを振り返った。

 日劇は2月4日に85年の歴史に幕を下ろし、3月29日にTOHOシネマズ日比谷がオープンする。宮本は「マルサ-」が特集上映の中に入ったことを喜ぶとともに、新映画館について「映画はたくさんの人で見ないとつまらない。出来上がったらすぐにうかがいたい。人がたくさんいて、楽しい時間を過ごす場所になる」と期待を寄せた。