歌手さとう宗幸(69)が17日、平昌五輪(ピョンチャンオリンピック)フィギュアスケート男子で連覇を達成した羽生結弦(23)を祝福した。羽生は、仙台市出身で、さとうは同市在住。日刊スポーツの取材に、「東日本大震災の被災地の人たちも、テレビを見ながらすごく元気をもらったと思います。感謝をします」と話した。

 自宅のテレビで羽生の演技を見守った。「2カ月以上のブランクがありますからね。ハラハラしながら音を消して見ていました。でもさすがです。王者の風格というのかな。表情にも『受けて立つ』みたいなものを感じました」。

 宇野昌麿(20)が銀メダル獲得を決めた後に涙を見せた場面も「すごく感激した」という。

 24年前から司会を務めるミヤギテレビ「OH!バンデス」(月~金曜午後3時50分)では、羽生の小学生時代から密着取材を行い、成長を追いかけてきた。「週明けの放送は、結弦君のこと一色になると思いますよ」。

 4年前のソチ五輪後は、仙台市で凱旋(がいせん)パレードが行われた。「今回も、地元の経済界や行政などが力を入れて行うのではないでしょうか。羽生君は、韓国など海外でもすごく人気があるから、今回は海外から訪れる人がたくさん来るかもしれませんね。すごく楽しみです」と話した。