タレントの稲村亜美(22)が、日本リトルシニア中学硬式野球協会関東連盟の開会式で球児たちにもみくちゃにされた騒動について、ケガや痴漢被害などはなかったと説明し、「今後は静かに改善を見守っていただければ」と呼びかけた。

 稲村は10日の開会式で始球式を行ったが、投球後に押し寄せた球児たちにもみくちゃにされる一幕があった。その様子を写した動画がネット上でも拡散され、騒動に。同連盟は12日、公式サイトに謝罪文を掲載し、球児たちの行為についても「決してあってはならないことだと考えています」とし、「今回の行為についてその場にいた選手には、チームを通じて猛省を促すとともに、今後このようなことが起きないよう役員一同指導者、選手の教育を続けてまいります」とした。

 稲村は13日、公式サイトに「シニアリトルリーグ始球式イベント報道に関して」とした文書を掲載。「映像をご覧になった方々から想像以上の反響が届いており驚いております。ご心配の声を有難くお受けする一方、事実と異なる情報も飛び交っており、困惑もしております」と心境を明かした。

 問題となっている球児たちの行為については「選手たちが私のもとに駆け寄り握手を求めて来たところに、参加選手の大半が流れ込んだ事は事実で、私もバランスを崩してしまいましたが、私自身に怪我はなく押しつぶされたような事もありません。ましてネットで一人歩きして書かれているような事(痴漢行為)は、ありませんでした」と説明。球児にけが人が出たことについて「それが残念です」とした。

 さらに稲村は、「SNS等で運営の方々や選手達に批判の目が向けられておりますが、運営の方々からは事務所を通してすでに謝罪のお言葉を頂いております。今後は静かに改善を見守っていただければと思います」と、関係者に向けられる批判について自粛を求め、「さまざまな意見もあると思いますが私も野球が大好きですし、選手の皆さんも気持ちは同じだと思います。運営と選手が協力して安全で楽しいイベントにしていけたら嬉しいです」との思いをつづった。