来月19日ウィンザー城にある聖ジョージ・チャペルで挙式する英国のヘンリー王子(33)と米女優メーガン・マークル(36)が、結婚式のお祝いを贈りたいと考えている人たちに、ギフトの代わりに慈善団体の寄付を望んでいることを明らかにした。

 婚約発表以降、2人は多くの人たちから示された善意に深く感謝しており、より多くの人がこうした思いやりの精神の恩恵を受けることを望んでいると英王室の公式ツイッターが発表。その思いから、2人は個人的に情熱を持って支援している7つの慈善団体への寄付をお願いしたいと綴っている。

 選ばれたのは、子供たちのHIVに関する支援団体やムンバイのスラムの女性たちを支える基金、ホームレスや自然環境保護に関する団体などで、いずれも規模は小さく、公的に関わりを持っているものではないという。寄付を通じて、これらの団体の活動が注目されることを望んでいるとコメントしている。

 一方、挙式まで1か月強となり、招待客リストにも注目が集まる中、メイ英首相やドナルド・トランプ米大統領ら政治指導者は招待されないことが明らかになった。英王室や英政府関係者が明らかにしたもので、ヘンリー王子と親交のあるオバマ前米大統領夫妻も出席しないという。2011年に挙式したウィリアム王子とキャサリン妃の時よりも小さな場所で行われることや、ヘンリー王子が王位を継承する可能性が低いことなどが理由に挙げられている。招待客は新郎新婦と直接関係ある人が中心となり、2人はすでに2640人の一般市民も式に招待することを発表している。(ロサンゼルス=千歳香奈子)