鈴木亮平主演のNHK大河ドラマ「西郷どん」(日曜午後8時)15日放送の第14話の平均視聴率が11・9%(関東地区)だったことが16日、ビデオリサーチの調べで分かった。前週視聴率は13・0%だった。最高は、第5話の15・5%。

 主演の鈴木亮平(33)が「大河を背負う覚悟をしっかり持ち、西郷さんに負けないように西郷隆盛という大きな男に相撲を挑む覚悟」と語った作品。脚本の中園みほ氏は「原作に師弟愛、男女の愛、ボーイズラブまでラブストーリーがちりばめられています」と、大河史上初のボーイズラブを描く可能性を示している。

 第14話は、吉之助(鈴木亮平)は江戸に到着後、橋本左内(風間俊介)とともに、将軍になる気のない一橋慶喜(松田翔太)の説得を試みるが、断られてしまう。その後、磯田屋からの帰り道、吉之助は井伊家の手の者に囲まれ、屋敷に連行。井伊直弼(佐野史郎)より、島津斉彬(渡辺謙)を裏切り内通するよう脅される。一方、徳川家定(又吉直樹)はアメリカ総領事タウンゼント・ハリスと謁見(えっけん)。無事に終えるも幕府内は混乱の様相を呈し、斉彬は慶喜を将軍にしようと建白書を提出した。本寿院(泉ピン子)は斉彬の真意を知り激怒するも、家定は篤姫(北川景子)の説得を受け次期将軍を慶喜にすることを決定する。しかし、相変わらず磯田屋で遊んでいた慶喜は、井伊の刺客に襲われ吉之助に助けられる。その足で井伊家に向かった慶喜は将軍になることを宣言する、という内容だった。