伊藤英明(42)や岩城滉一(67)DAIGO(40)吉岡里帆(25)らが所属の芸能事務所「エー・チーム」の小笠原明男社長(享年62)の葬儀・告別式が12日、東京・青山葬儀所で営まれた。

 小笠原さんを芸能界にマネジャーとして誘ったという俳優永島敏行(61)は弔辞で「破天荒だけど、面倒見がよくて、チャーミングで、男にも女にもモテる男でした。ずっと明男というあかりをともし続けます」。また、半世紀近い付き合いになる岩城も「手のかかる男で、悪者で大変だった。これからっていう時に病気をして…。すごく残念です。寂しいよ…」。また、映画「おくりびと」などの滝田洋二郎監督も、涙ながらに弔辞を読んだ。

 また、小笠原さんが“育ての親”だった伊藤が、取材に応じた。「本当にかっこいい人でした。自分の父親より、多くの時間を過ごした。小笠原明男という名前を光らせることができるのが、俳優としての責任だと思います」と話し、出棺時には涙も見せた。

 DAIGOも「とにかく温かい方で、いつも豪快だった。社長と同じタイミングで自分の父も同じ病気をした。それからは自分のことよりも、会う度に『お父さん大丈夫か?』と心配してくれていた。社長がいてくれたからこそ、仕事ができるようになった。恩人でしかないです」と悼んだ。

 約2000人が訪れた前日の通夜に続き、この日も600人が参列。吉岡、ほしのあき、臼田あさ美、田中麗奈、芹那、ヒロミ、松本伊代、白井晃、中村勘九郎、前田愛、秋山成勲、石田純一ら多くの著名人や関係者らが、故人をしのんだ。