鈴木亮平主演のNHK大河ドラマ「西郷どん」(日曜午後8時)20日放送の第19話の平均視聴率が13・7%(関東地区)だったことが21日、ビデオリサーチの調べで分かった。前週視聴率は14・4%だった。最高視聴率は第5話の15・5%。

 主演の鈴木亮平(33)が「大河を背負う覚悟をしっかり持ち、西郷さんに負けないように西郷隆盛という大きな男に相撲を挑む覚悟」と語った作品。脚本の中園みほ氏は「原作に師弟愛、男女の愛、ボーイズラブまでラブストーリーがちりばめられています」と、大河史上初のボーイズラブを描く可能性を示している。

 第19話は、吉之助(鈴木亮平)が菊池源吾として奄美大島に島流しになってから数カ月が過ぎた。島での暮らしに慣れてきた吉之助は正助(瑛太)に、島民の農工具の改善を求め手紙を書くが断られてしまう。その頃、龍佐民(柄本明)が薩摩に納める砂糖を隠したという理由で捕縛された。とぅま(二階堂ふみ)は、怒って代官所に抗議をしようとするが、吉之助に止められた。しかし、とぅまは島民たちと共に代官所に赴いた。とぅまに薩摩の人間であるから信用できないと言われた吉之助は、一緒に代官所で抗議、龍佐民らを取り戻した。無事に帰り島民の立場に立つ吉之助に好意をもちはじめたとぅまは、未来に吉之助の隣に寄り添い、その後はひとりで待っていることを胸の奥で見た。とぅまは自分の気持ちを打ち明け、アンゴ(安居)にしてほしいと吉之助に願い出た。しかし、吉之助からは「妻になってほしい」と告白され涙し承諾、結婚し妻となった。そして、島では嫁ぐと名前を変えるしきたりで吉之助に愛加那という名前をつけてもらった。また、吉之助の本当の名前を教えてもらった、という内容だった。