新木優子（２４）が、ＴＢＳ系で７月１３日スタートの連ドラ「チア☆ダン」（金曜午後１０時）で、連ドラに初主演する土屋太鳳（２３）が演じる主人公・藤谷わかばの姉あおいを演じることが１０日、分かった。

　新木が演じる藤谷あおいは、福井中央高校チアダンス部「ＪＥＴＳ」でセンターを務め、全米選手権大会３連覇を果たした。「ＪＥＴＳ」に憧れながら福井中央高の受験に失敗し、隣町の高校の弱小チアリーダー部に入部したわかばにとって、姉あおいは美人で優しく、自分が諦めた夢を全てかなえてしまったは憧れの存在である一方、完璧すぎる姉と比べられることも多くやっかみの対象でもある。

　「チア☆ダン」は、広瀬すずが主演し興行収入１３億円を記録した１７年の映画「チア☆ダン～女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話～」の９年後が舞台のオリジナルストーリーで、新木は「大好きなチアダンのドラマに出演させて頂けると聞いた時はすごくうれしかったです」と出演を喜んだ。

　実年齢では１歳違いの土屋と姉妹を演じることについては「最初は私も踊るのかな？　と思っていましたが、土屋太鳳ちゃん演じるわかばのお姉ちゃん役と聞いた時は、今まで現役高校生の役が多かったので私も大人になっちゃったなと思いましたし、わかばを精いっぱい支えてあげよう！　という気持ちがあふれました」と笑顔で語った。

　あおいは、いつも余裕そうに見えるが実は陰で血のにじむような努力をしており、大学卒業後、家業の眼鏡工房「藤谷メガネ」を手伝っている。その中で、あるかなえたい夢に挑戦するために、家族に一波乱が起こるという役どころでもある。新木は「私もわかばたちチアダンス部のみんなと一緒に全力で頑張っていきたいと思います！」と意気込んでいる。

　「チア☆ダン」には、さえないダメ中年教師・漆戸太郎役をオダギリジョー、東京から来た強引美少女・桐生汐里を石井杏奈、わかばが通う高校の校長・蒲生駒子を阿川佐和子が演じることが決まっている。また、映画版から９年後に母校に教師として戻り、「ＪＥＴＳ」の副顧問兼コーチを務める友永ひかり役として、広瀬が特別出演し、プライベートでは仲のいい土屋と初共演することも決定した。

　脚本陣には、大ヒットしたテレビ朝日系ドラマ「おっさんずラブ」でも脚本を担当した、徳尾浩司氏も名を連ねている。