「カンテレ開局60周年特別番組 鶴瓶&なるみのテレビのコト聞いてみよ!」(カンテレ、30日午後3時55分、関西ローカル)の番組概要が29日、同局から発表された。

 「あなたの人生に影響を与えたテレビ番組」をテーマに、街行く人やスポーツ選手、芸能人にインタビュー。あの頃、夢中になった十人十色のなつかしい思い出が続々登場する。

 MCは15年ぶりのタッグとなる笑福亭鶴瓶(66)となるみ(45)。ゲストにピーコ(73)、野々村真(54)、板東英二(78)を迎え、テレビを心から愛する出演者たちが、さまざまな角度からテレビについて語る。

 板東は、自身の成り上がりの歴史をおさらいするコーナーで、代名詞のゆで卵について言及。「実は、ゆで卵は食べていなかった!?」、その真相に本音をポロリ。78歳の板東のはっちゃけぶりに鶴瓶が「久しぶりに出てきて、ようエンジンかかりますな」と感心し苦笑いする場面も。

 多くの人が記憶に残るテレビとして挙げたのが、39年続くABCテレビの長寿番組「おはよう朝日です」。愛される人気の秘密を探るべく、局の垣根を越えて番組に潜入し、出演者にインタビューを敢行。「おは朝」の司会を20年務めたフリーアナウンサーの宮根誠司氏(55)も登場し、当時の番組作りの秘密や熱い思いを告白する。

 なるみは転機となったのが、カンテレの漫才コンテスト番組だったと告白。当時高校1年生で優勝し、賞金20万円を獲得したといい、「しゃべるだけで20万もらえるなんて、ボロい商売やなーと思って、それでこの世界入ろうって思ったん」とまさに、人生に影響を与えたテレビの存在を明かした。

 鶴瓶は「自分らの思うテレビ、自分にとっての大事な思い出のテレビを、僕らと一緒に重ねてもらいながら見ていただきたいですね」と見どころをコメントした。