テレビ朝日系ドラマ「刑事7人」(水曜午後9時)の29日放送第8回の平均視聴率が11・4%(関東地区)だったことが30日、ビデオリサーチの調べで分かった。

東山紀之(51)演じる天樹悠を中心に、個性豊かな刑事たちの活躍を描く人シシリーズの第4弾。「刑事資料課」と「捜査一課12係」の二刀流で事件解決に挑む天樹が描かれる。東山のほか倉科カナ(30)塚本高史(35)吉田鋼太郎(59)北大路欣也(75)田辺誠一(49)白洲迅(25)がメインキャストを演じる。

第8話のゲストは少路勇介、天野浩成、映美くらら、小宮孝泰、青木崚、吉見一豊ほか。

おけとひしゃくを手に、青山新(塚本)は墓地から出てきた。水田環(倉科)からの呼び出しの電話に「今日、あいつの一周忌なんですよ」とつぶやく。

2人は日雇いアルバイトをしていた鶴岡浩介(吉見)の遺体発見現場へ駆けつける。1カ月前まで青森にいたが、勤務先の工場が倒産しため上京して職探しを行っていたという。鶴岡の所持品からミサンガと『きぼうの里 1993』と書かれたメモが見つかり、青山は既視感を覚える。

堂本俊太郎(北大路)の司法解剖によると、死因は頭部を強打したことによる脳挫傷。別の場所で死亡後、現場に運ばれた可能性が高いという。遺品のメモを見た天樹悠(東山)は、1993年に八王子の施設「きぼうの里」で起きた児童指導員、牛島宏(青木)の転落死の事案を報告。調査により、牛島と鶴岡が同じ中学の同級生だったことも判明する。天樹と野々村は「きぼうの里」へ向かい、現在の施設長、熊谷二郎(小宮孝泰)から牛島と当時交流の深かった天草泉(映美)の名前を聞く。