ザ・ロックこと俳優のドウェイン・ジョンソン(46)が、新作映画「ザ・キング」でハワイ諸島を初めて統一したカメハメハ大王を演じることが明らかになった。

カメハメハ大王は1810年にハワイ諸島を初めて統一してハワイ王国を築き、初代国王となった人物。ジョンソンの母方の祖父はサモア人であり、ハワイと縁のあるポリネシア人の血を引いているだけに、本人はこの役を演じることを喜んでいるという。高校時代をホノルルで過ごしたジョンソンは、「俳優になった日からずっと、カメハメハ大王の偉業を映画化することが夢だった」とコメントしている。

「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズなどで知られるロバート・ゼメキス監督がメガホンをとり、「ブレイブハート」でアカデミー賞を受賞しているランダル・ウォレスが脚本を手掛けることになっている。米経済誌フォーブスが毎年発表する今年の世界で最も稼ぐセレブリティで5位に輝いたジョンソンは、「ワイルド・スピード」シリーズのスピンオフ作品やディズニーの人気アトラクションを実写化した「ジャングル・クルーズ」など出演作がめじろ押しで、今作のクランクインはまだしばらく先となりそうだ。(ロサンゼルス=千歳香奈子)